満開の桜、いちめんの菜の花、夜空に咲く華火、野山を染める紅葉・・・
四季おりおりの自然の情景を、和菓子にうつしとってゆく。
そのあたかも美術品・工芸品のような、繊細な意匠棹物を
鶴屋吉信では「工藝菓(こうげいか)」と名づけました。
京菓匠の感性の粋がこめられた、さまざまな「工藝菓」たち。
令和の時代も、ひと棹ひと棹、京菓子職人の手によって丁寧につくりあげています。
工藝菓づくりは、1枚のスケッチから始まります。季節がもたらす花や風景の美しさをくまなく観察しては何度も何度も描き、かたちを吟味し、色合いを考えていく作業。お菓子として作り上げるために一番適した組み合わせが見つかるまで、試作と熟考をくり返して意匠を決めていきます。
さまざまな色の羊羹を薄くのばし、金型で抜いてゆくと
花びらや紅葉など色とりどりのパーツのできあがり。
一枚ずつそっと優しく、羊羹にならべてゆくのは全て手作業。
指先の感覚をとぎすまし、まさに意匠を「描く」繊細な仕事は
意匠羊羹の美しさを生み出す、職人技の真骨頂です。
*「工藝菓」の種類により工程が異なります。
煮溶かした寒天を流し入れた「こはく羹」に、意匠をとどめる。
何回も丁寧にくり返すことで、折り重なった花びらや紅葉の
立体感と奥行きのある情景を見事に表現することができます。
流しこみ、かためる、わずかなタイミングを見極めながら
熟練の感覚で仕上げていく繊細な工程です。
粒選りに吟味した小豆を、寒天・砂糖とともに丁寧に炊きあげて
型に流しこみ、つくるのが「小倉羹」と呼ばれる羊羹です。
餡は和菓子の生命線。その配合は用途により数十種類に及び、
思い通りの餡が炊けるようになるまでは十年の修行が必要とも。
「工藝菓」には小倉羹の他にも、あざやかな紅色が美しい「紅羊羹」
お茶の薫りかぐわしい「挽茶羊羹」などが用いられます。
秋風に揺れるコスモスの小径、爽やかな初秋の風景。 コスモスがゆれる秋の野の情景を琥珀と挽茶羊羹であらわしました。 様々なピンクのコスモスが愛らしくきらきらと琥珀羹の中で満開に咲きほこる意匠は、写真映えすること間違いなし。 薫り高い挽茶羊羹と琥珀羹のやさしい甘さをお楽しみください。 ※本商品は意匠商品につき通常、包装なしでお届けします。 ※1本の棹物です。お好みに切り分けてお召し上がりください。
WEB限定「オリジナルコーヒー&秋桜の小径詰合せ」 和菓子も好き。コーヒーも好き。そんな贅沢をかなえる商品ができました。 J.C.Q.A.認定の生豆鑑定マスターの資格を所有する京都北山「CIRCUS COFFEE(サーカスコーヒー)」が、鶴屋吉信の為だけに豆をブレンド。京菓子と相性抜群な「鶴屋吉信オリジナルコーヒー」が出来上がりました。ぜひ、香り豊かな珈琲と相性の良い和菓子で、いつもと違う幸せなティータイムをお楽しみください。秋風に揺れるコスモスを表す工藝菓「秋桜の小径」、季節限定の意匠羊羹をドリップカフェタイプの珈琲とお詰合せしました。 ーーーーーーーーーーー 《京都北山「CIRCUS COFFEE(サーカスコーヒー)」について》 2011年に京都市北区紫竹でオープンした、自家焙煎コーヒー販売専門店CIRCUS COFFEE(サーカスコーヒー)。CIRCUS【集う、集まる】を店名に冠して、「コーヒーを通じて人と人を繋ぐ」をコンセプトにしています。オーナーは10年以上コーヒー業界で学んだ経験を活かし、浅煎りから深煎りまで幅広く新鮮なスペシャリティコーヒーを提供。地元に密着し、コーヒーを通じて笑顔の循環を作り出せるよう、地域の活性化を作り出す活動にも尽力するとともに、発展途上国での生活経験を通して得た想いから、日常の生活に自然にサステイナブルコーヒーが浸透していくような販売を行っています。 ーーーーーーーーーーー
代表銘菓と季節の棹物のお詰合せ。 花びらのピンク色が映える琥珀羹と挽茶羊羹の「秋桜の小径」、 代表銘菓の生菓子風棹物「京観世」、 柚子が香る求肥製のつまみ菓子「柚餅」のお詰合せ。
代表銘菓と季節の棹物のお詰合せ。 花びらのピンク色が映える琥珀羹と挽茶羊羹の「秋桜の小径」、代表銘菓の生菓子風棹物「京観世」、柚子が香る求肥製のつまみ菓子「柚餅」、繭のかたちのひと口饅頭「紡ぎ詩」のお詰合せ。