京観世
素材のおいしさ。ほろり、ほろほろ、ほぐれる餡。
代表銘菓「京観世」は大正9年(西暦1920年)創案のロングセラー銘菓です。
小豆本来の素朴な味と香り、心地よい食感、やさしい甘さ。
菓子の断面は渦巻く水の文様。
鶴屋吉信本店からほど近いところに、
能楽の家元・観世家の鎮守である観世稲荷が祀られています。
その神社の井戸「観世井」にはこんな言い伝えが。
「天から龍が舞い降りて以来、井戸の水が常に揺れ動いて美しい波紋を描くようになった」。
菓子の意匠は、その優美な伝説を今に伝えています。
伝統の味を今も、職人が手作業で巻き上げています。
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